2025-01-23
Salesforce Spring’25に対応する自動テストツール『Provar』の最新版を発表
Salesforceに特化した業界唯一の自動テストツール『Provar (プロバー)』の国内総代理店である株式会社アドックインターナショナル (本社:東京都立川市、代表取締役:小林 常治/以下ADOC) は、マーケティング・CRM・SFAおよび顧客サービスなどの領域で国内トップシェアを誇るSalesforceの最新メジャーバージョンアップとなるSalesforce Spring’25 リリースに対応した、Provarの最新版「Provar Spring’25 R1」の提供を開始します。
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■Provar製品ポータルサイトのURL:https://provar-adoc.com/
最新版では、Provarの高い優位性であるテスト対象要素に対する独自のロケーティング機能「NitroX」を強化しています。これにより近年、日本国内でも利用が進んでいる、Salesforce標準機能として提供するテンプレートを用いて容易かつスピーディーにWebサイトを構築可能な「Salesforce Experience Cloud」において、従来のテストツールでは困難とされた高度な自動制御が可能となりました。
Salesforceのバージョンアップと回帰テスト
Salesforceは年3回予定されるメジャーバージョンアップのタイミングにおいて、UI/UX、フレームワーク、およびAPI等の更新に対応する複雑な回帰テストのためにProvarを採用しています。こうしてProvarはSalesforceの品質向上に深く関わるとともに、最新リリースにも速やかに追随、対応しています。
回帰テスト (リグレッションテスト) とは、新しい機能のリリースや既存機能の改善時などに実施するテストであり、Salesforceの継続的なバージョンアップに際しては、追加機能や更新が既存システムに悪影響を与えないために、信頼性と経済性の高い回帰テストが必須です。ProvarはSalesforce向けテスト自動化ツールとして、Salesforceのカスタマイズ等に伴う検証プロセスのさまざまな課題を克服し、高度な自動化によって高品質なアプリケーションの早期リリースを可能にします。
「Provar Spring‘25 R1」の強化ポイント・機能
Salesforce Spring‘25における変更に伴い、Provar Spring’25 R1は作成済みProvar自動化スクリプトの動作に影響の出る箇所を修正し、テスト自動化スクリプトが従来通りに問題なく実行できることを保証します。
各製品機能の主な強化ポイント
【Provar Automation】
(1) Provarの高性能の独自ロケータ「NitroX」の機能強化
● Experience Cloudのサポート強化・・・ページ要素制御にNitoroXを利用することでノーコードでのマッピングが可能に。この機能強化により、Experience Cloudのテストケース作成とメンテナンスの生産性が向上する
● PageMappingsを使用したLightningデータテーブルのマッピング強化 ・・・Lightningデータテーブル内のコンポーネントのシームレスな編集、検索、正誤判断が可能になり、テストカバレッジの向上と使いやすさが保証される
● フィールドマッピングとインタラクションの強化のためのUIの更新
NitroX機能アップデート画面のサンプル |
(2) その他機能強化
● ToolingオブジェクトのためのSOQLクエリー・ステップの拡張/強化
● Provarエディタにおけるピックリスト/マルチピックリストのラベルサポート強化
● HTMLとJUnitを統合したANT実行レポート
● テスト実行中止コマンドの実装、リアルタイムでのテスト実行結果出力機能の実装
【Provar Manager】
(1) 「User Experience Hub」機能により、ユーザ体験をテストへフィードバックするため下記のUIを実装
● User Journeys and Journey Maps ・・・ プロダクトを操作する際の処理ステップを記述するビジュアル・ツール
● UX Pain Points ・・・ 特定タスクで直面する課題を記録し、不具合検知する
● UX Opportunities ・・・ ユーザーエクスペリエンスを向上させるためのアイデアを記録
(2) テスト管理ツール「TestRail」との連携強化により、TestRailからテストプロジェクト情報をインポート
(3) メタデータトラッキングにおけるサポート範囲拡大
(4) その他機能強化
● PasswordフィールドでのAPIトークンサポート開始
● API Requestタイプに対するTest Plan Scheduleパラメータを追加