2024-01-24
日本国内における製造業DX推進のため、「スマート工場EXPO 2024」に共同出展
通信インフラ構築などのICTエンジニアリング事業を手掛ける株式会社アドックインターナショナル(本社:東京都立川市、代表取締役:小林 常治/以下ADOC)は、このたびスマートファクトリー分野のエンジニアリングおよび技術コンサルティングを展開するFutureMain Co.,ltd(本社:京畿道水原市、代表取締役:イ・ソンフィ/以下FutureMain)と、MOU(基本合意書)を締結しました。今後両社はローカル5G関連技術とFutureMainのAI設備保全予知システムなどの統合を図り、日本国内の製造業DXの加速を目的とした「スマートファクトリー×ローカル5G」ソリューションを推進します。
なお両社は合意に基づく協業の一環として、本日から3日間(1月24日~26日)、東京ビックサイトで開催されている“IoT/AI/FAによる製造革新”をテーマにした「スマート工場EXPO 2024」イベントにおいて、企業の設備保全分野で先進的な技術を誇るFutureMainの製品とソリューションを、日本市場にアピールすることを狙いとして共同展示を行います。
MOU締結の目的と経緯について
近年、IoT技術を活用して工場内の機器や作業状況のデータを取得し、これらを分析・活用することで新たな付加価値を生み出すスマートファクトリーが注目されています。また、地域・産業のニーズに応じて自治体や企業が自身のオフィスや敷地内で5Gネットワークを独自に構築できる「ローカル5G」の適用分野として、スマートファクトリー実現に向けた活用が期待されており、そのスマートファクトリーに高速大容量、超低遅延、多数同時接続という特長を持つローカル5Gを活用することで、工場内ネットワークを従来以上に柔軟かつ効率的に構築することが可能となります。
こうした背景においてADOCは、5G領域を含む大手通信キャリアのインフラ構築や技術支援を手掛けてきた強みをベースに、今後の事業展開として農業/製造/観光などの産業分野においてローカル5G構築を検討。グローバルな協業を通じて、ローカル5Gコアネットワーク技術や通信端末機器などに加え、ローカル5Gと相性が良くかつ競合力の高いソリューションを調査していました。一方、FutureMainは先進的なスマートファクトリー構築ソリューションの開発・導入経験を活かし、グローバル市場への進出を進める中で技術力と実績を有する現地企業とのパートナーシップを求めており、そこで両社の前向きな意向が一致したことで、今回の基本合意に至っています。
FutureMain 代表取締役 イ・ソンフィ氏のコメント
「私たちは日本の製造業においてスマートファクトリーに対する関心と重要性が非常に高まっていることを理解しています。そこで本年度のスマート工場EXPOにおいて、DX推進のための専門性が求められる通信インフラ分野で高い技術力を有するADOCとともに、共同で出展する運びとなりました。スマートファクトリー構築のための中核技術となる設備管理の予知保全ソリューションを日本のお客様に披露し、当社の製品サービスを効果的に広報できる機会として期待しています」
アドックインターナショナル 代表取締役CEO 小林 常治のコメント
「近年、日本の製造業の企業が保有する設備の半数以上が、使用期間が50年を超えるといわれるほど老朽化が深刻な状況下にあり、この問題を解決するためにDXとスマートファクトリー構築への関心が高まっています。FutureMainは韓国におけるスマートファクトリー市場の有力企業であり、このたびの合意によりADOCはローカル5Gを普及・活用することでスマートファクトリー化を加速させ、FutureMainとともに日本国内の製造業DXの実現を積極的に推進してまいります」
「スマート工場EXPO 2024」の出展概要
「スマート工場EXPO」は、スマート工場、スマート物流実現のためのIoTソリューションが一堂に出展する展示会です。当日はFutureMainブース内において、設備最適管理予知保全ソリューション「ExRBM」、ポータブル機器データ計測診断機器「ExRBM Portable+」などについてのご説明と展示、デモンストレーションの実施を予定しています。
■展示会概要
・イベント名称:「第8回スマート工場EXPO 2024 ~IoT/AI/FAによる製造革新展」
・開催日時:2024年1月24日(水)~1月26日(金)
・場所:東京ビックサイト 西2ホール W63-28
・主催/公式サイト: RX Japan株式会社/https://www.fiweek.jp/tokyo/ja-jp/about/sfe.html
■AIによる予知保全ソリューション「ExRBM」について
センサーを通じた設備状態のリアルタイムなモニタリングにより、異常や不具合が感知されると、AIアルゴリズムが設備データの精密周波数を分析し、発生した不具合を診断して通知します。また、発生した不具合の根本原因および対処結果を通知して設備を最適な状態に保ち、突発的な故障を事前に予防できる予知保全ソリューションです。
<ExRBMの操作画面イメージとExRBM Portable+計測診断器(右)>