ADOCインターナショナル

2025-06-24

水道検針スマート化サービス『RemoEyes』により、施設管理業務を効率化

ICTエンジニアリングサービスと自治体向けDXソリューションを展開する株式会社アドックインターナショナル(本社:東京都立川市、代表取締役:小林 常治/以下ADOC)は、長崎県波佐見町役場水道課様の発注に対し、このたび管理施設内における配水流量記録のための日常的な検針業務の負担軽減を目的として、ADOCが提供する水道遠隔検針スマート化を可能にする各種製品・技術サービスである『RemoEyes(リモアイズ)』を導入したことをお知らせします。

施設管理業務を効率化する、遠隔検針システム導入の経緯と概要

現在、国内の水道事業は人口減による水需要の低下、施設や水道管の老朽化、漏水や閉め忘れ対策、職員・検針員の減少や検針作業の負担増など様々な課題に直面しています。そのため、安心・安全で持続可能な水道事業を継続していくために、自動検針が可能となる比較的安価なAI搭載カメラの導入など、スマート化やDXへの取り組みによる事業の高度化に迫られています。

400年以上の歴史と伝統を守る「やきものの町」として知られる波佐見町では、町内2地区の施設管理業務において、毎日欠かすことなく役場の職員が現地へ赴き、直接目視による配水流量チェックのための水道メーター検針を実施していました。そこで業務の負担軽減と効率化を模索していたところ、ADOCから水量をデジタルデータ化して自動で送信することで、現地での人手による検針作業を効率よく自動化できるRemoEyesの提案を受け、2024年から検討を開始しています。

同町役場の水道課において、RemoEyesによる遠隔検針業務の効率アップや費用対効果などの検証のために、実際にトライアルを実施した結果、有用性を確認できたため、2025年度の予算化を経て今回の導入に至りました。これにより従来の目視による検針に比べ、リモートからの業務効率化や適時に詳細な配水流量の把握が可能となり、万一の水漏れ事故等の早期発見、検針ミスの回避、そして職員の負担軽減などにつながることを期待されています。

今回の遠隔支援システム導入に際して、波佐見町とADOCは次のようにコメントしています。

波佐見町役場 水道課 水道班 係長 松永 俊樹様

「毎日欠かすことのできない施設管理業務において、中ノ原地区・中尾地区の配水流量を現地にて積算値を控え管理日誌へ記入しています。数値を控えるのみの業務であり、簡素化できないか検討していました。そのような時に遠隔検針システムの説明を受け、活用できるかの協議を経て、導入へと至りました。毎日決まった時間に数値を読むことができ、円滑な施設管理業務が出来るようになったと思います。今後、水道検針業務等にも活用できないか検討していきたいと考えています」

アドックインターナショナル 代表取締役CEO 小林 常治

「このたびは波佐見町におかれまして、施設管理業務の効率化を目的に、水道遠隔検針サービス『RemoEyes』を採用いただいたことを大変嬉しく思います。ADOCは自治体DX推進の取組みとして、水道検針業務のスマート化に着目してきました。RemoEyesでは従来のように水道メーターを交換する必要がなく、低消費電力のAI搭載IoTカメラを既存のメーターに取り付けるだけで容易に遠隔検針が可能になります。こうした目視による検針業務の自動化を中心に高い優位性を活かし、今後も行政サービスの高度化・効率化に貢献してまいります」

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