2023-12-27
FWAサービス端末の普及を加速し、ローカル5Gによる企業・自治体DXを支援
5G通信インフラ構築などのICTエンジニアリング事業を展開する、株式会社アドックインターナショナル(本社:東京都立川市、代表取締役:小林 常治/以下ADOC)は、韓国HUCOM Wireless Co.,Ltd.(本社:京畿道光明市、CEO:べク ウンヒョク/以下HUCOM)の高性能かつ低価格な5G向けWi-Fiルーター機器などを、日本国内の企業・公共団体に販売する代理店契約を目的とした合意覚書(MOA: Memorandum of Agreement)を締結しました。
今後ADOCは、国内における最先端のFWA(Fixed Wireless Access)サービス端末の普及を加速し、ADOCが得意とする通信業界向けソリューションとともに、ローカル5G構築分野における事業をさらに強化してまいります。
代理店契約の背景と目的について
ローカル5Gは、大手キャリアが提供する5Gサービスに依存せず、企業や自治体が自身の所有する土地に自前で独自の基地局と通信システムを構築して利用できる、超高速・超低遅延・多数同時接続という特徴を持つ5G通信環境です。その普及においては現状、免許取得や適用シーンの選定などのほか、セキュリティや実装の技術的課題を抱えていますが、中でも最新の機能性を満たすローカル5G対応のFWAサービス端末の導入コストが障壁のひとつとなっています。
HUCOMは、韓国内においてローカル5Gの周波帯域であるミリ波とSub6両方に対応し、3GPPリリース16規格を満たし、かつ従来製品と比べて安価な製品開発を手掛けてきました。HUCOMはこうした自社の先端技術をもって日本への進出を検討するなか、国内の通信事業における技術力を強みとし、ローカル5G分野の新たな事業展開を積極的に模索するADOCと双方の目標が一致したことから、このたびの契約締結にいたりました。
ADOC 代表取締役CEO 小林 常治のコメント
「弊社は創業以来、通信インフラ構築や技術支援で培った知見とノウハウを活かし、大手携帯キャリアの5G領域を含む高度なICTサービスを提供してきました。また、優れた製品やソリューションの提供にあたっては、有力なパートナーとの協調によってビジネスネットワークを国内外に展開しています。
このたび、高い先進性を誇る5G対応のM2Mモジュールからルーターなどを開発するHUCOM社とMOAを結ぶことができたことは極めて有意義であり、今後は両社のビジョンを持って日本国内の通信環境の高度化を加速し、企業における5GWi-Fiルーター普及によるサービス拡張から工場のスマートファクトリ化、建設現場における建機の遠隔監視や制御、自治体における河川監視や交通インフラ監視、スマート農業などへの本格的な適用など、ローカル5Gを基盤とした次代の企業および地方公共団体におけるDXの取り組みを支援してまいりたいと考えています」